昨年あるコミュニティ運営に立ち上げから携わりました。一風変ったコミュニティで、日本のあらゆる悩みが集まりました。悩みは本当に多様でしたが、薬で解決できる、など解決策が具体的にある悩みを省いた時にその解決策とは何か?それは詰まる所、”考え方を変える”ことではないかというのが個人的見解。この経験からより一層、思考を変えていく今の活動の原動力にもなります。
解決策がないということはその悩みと向き合って、どう捉えて生きていくのかを”考えなければ”なりません。
日本の教育には常に答えを教えてくれる人がいる、そういう環境で育つとどうなるか?常に受け身の姿勢になります。そうすると自分で考える力が削がれます。
自分で考える力がないので、調べるという基本のことすら選択肢から消えてしまいます。
結果、出てくるのは”愚痴”。
色んな方の思考をこのコミュニティで観察してきて常に感じていたのが、
「なぜ自分で動かないのだろうか?」
人に依存している人ほど愚痴のようなコメントが多い。文句を言っている暇があるなら何か行動を起こせば解決できるはず。でも常に受け身で生きてきたので本来ならできることができなくなっている。
この事実こそが最大の悩みでありリスクと感じたのです。
さらにはこういう人たちが量産されている今の日本の仕組みってどうなのか?教育の分野だけに関わらず、大学時代の過ごし方、新卒採用という就職制度、企業による新卒研修、企業主体の人事制度(配置・異動・転勤など)といったあらゆる仕組みや在り方が、日本人の思考を止めているという事実と課題については、今一緒に活動しているチームメンバー内でも常に話題にしていることです。
子育てをしている親であるメンバーが多いので、やはり関心は子供たちの教育環境に移っていくことも自然な流れです。思考が止められてしまうこの環境の中に、我が子を放り込むことは選択肢から排除したママ達が他の選択肢を積極的に調べ、日本の教育の様々な動きにも高いアンテナを張って情報共有をし、行動も起こしています。
各メンバーはそれぞれ専門分野を持ち活動していますが、私たちの共通点は子育ても含め、生き方に対する”考え方を変えていく”というテーマです。だからこそ”思考を変える”というキーワード繋がりで
ご紹介したいプロジェクトがあります!
前置きが長くなってしまいましたが、先日ご案内を頂いて知ったこのプロジェクトは、まさに
”子供たちの思考を変えてくれる教育プロジェクト”

8割の若者が持つ「社会は変わらない」思考を変える教育プログラムを学校に届けたい!
日本の若い世代の約8割も、「自分には社会を変えられない」と考えているのだそう。社会に出る前段階の層が8割も!
これは、そんな考えを変えるきっかけとなる探求学習プログラム「CHANGE SCHOOL JAPAN」を立ち上げるプロジェクト。
このプロジェクトは課題解決型学習(Project Based Learning)という手法が取り入れられています。最近日本の教育現場にも浸透し始めているという印象を受けていますが、自ら問題を発見し解決する能力を養うことを目的とした教育法です。
子供たちにも、ただ勉強しなさい、と言うよりも、興味を持てそうなテーマや問題・課題を見つけてそこから逆算した学びの流れを作れると理想的。課題解決型学習は子育てにも応用できますよね!(我が家では常に子供たちに自分ならどう解決するか?と質問するように心がけています。子どもって余分な情報を持ち合わせていない分、結構本質をついた回答を出してきます!)
このプロジェクトの一番の特徴は、
社会課題の解決に取り組む企業・NPOが出す「ミッション」に実際に挑戦する機会があること。
今までの教育スタイルだと座学主体。また社会に出るまで、どのような問題や課題が世の中にあるのかを知るだけに留まってしまい他人事レベルで終了していたのかも知れません。自分には何ができるのか?を思考する経験なく社会人になること自体も大きな問題とさえ思えます。
そんな問題も、このプロジェクトがいずれ全国に広がってくれたら、自分事として世の中の様々な問題に積極的に向き合う人が増えるのではないかという期待を大きく持てたので応援したい!と思いました。
教育はもちろん、未来の日本を背負ってくれる子供たちを応援するという意味でもご興味がある方は是非このプロジェクト支援に参加されてはいかがでしょうか?